【意外にカンタン】ビジネス思考法2選|本質を見抜きスピードを上げる|

ビジネススキル
悩んでいる人
「ビジネスシーンでよく使う思考法にはどのような種類があるの?」
「とりあえずこれは押さえておけ!的な思考法を知りたい。」
「思考法はどういうときに活躍するの?」
「どうすれば思考法を身につけられるの?」
「思考法を身につけることでどうなるの?」

 

今回は、そんな悩みに答えます。 

本記事では、藤井幸一氏の著書「ビジネススキル大全」から、さまざまなビジネスシーンで応用ができる、とっておきの思考法を2つ紹介します。

  • 戦略的思考 
    論理的に考え、本質を見抜く思考
  • 仮説思考 
    結論から考えて全体像をつかみ、素早く問題解決する思考
     

思考法はあなたのビジネスライフを大きく左右させる、重要なスキルです。 

思考法は読んで字のごとくあなたの「考え方」のため、難しいテクニックは必要ありません。 

普段の生活において意識をするだけでも、思考法はあなたにとっての当たり前になります。 

この記事を最後までご覧いただくことで、あなたも戦略思考、仮説思考を使いこなすことができるようになります。 
 

思考法①戦略思考 

戦略思考を身につけると、こんなことができます! 

  1. 「なんとなく」が減る。 
  2. 会話に説得力が生まれる。 
     

戦略思考とは? 

ものごとの本質を捉える思考法のことを言います。 

例えば、会議で次の議題があったとします。 

会社の売上を伸ばすためにはどうすればいいか?

この議題への意見として、次の3つがあったとします。 

  1. 値引きセールを実施する。 
  2. テレビ、新聞、YouTubeなど広告を増やす 。
  3. ネット販売を始める。 

  
この3つの解決策は小手先、つまり思いつきの意見です。 

なぜならこの解決策には、実際にやってみる以外に有効性を検証できない。という欠点があるからです。 

たしかに、数を撃てば当たるというように、何かがうまくいくかもしれません。 

しかし、それではうまくいった理由はわからず、まぐれという言葉で片づけられ、次にはつながりません。 

このような浅い部分だけではなく、モノゴトの本質を見抜くための思考が戦略思考です。 
  

戦略思考の実践 

先ほどの設問【会社の売上を伸ばすためにはどうすればいいか?】を戦略思考で考えてみましょう。 

ポイントは1つ、解決策思考型で考えることです。 

次の3ステップで解説していきます。 
 

ステップ1:質問の設定 

売上を伸ばすためにはどうすればいいのか?というフワフワ、ばく然とした設問ではなく、次のような解決策を考えるための設問にしましょう。 

当社の売り上げが伸びないのは、シェアが伸びていないからか?

この設問のポイントは2つです。 

  1. シェアは調べることができる。 
  2. YesかNoで答えられる。 

このように、答えが求められる質問が、本質を見抜くための望ましい質問になります。 
 

ステップ2:質問の分解 

当社の売り上げが伸びないのは、シェアが伸びていないからか? 

この質問に答えるためには、「そもそも売上とは?」を明確にしなくてはなりません。 

売上=市場の大きさ×市場のシェア率

 

そうすると、今度は【市場の大きさ】と【市場のシェア率】に関するデータが必要になります。 
 

ステップ3:再質問の設定 

【市場の大きさ】と【市場のシェア率】のデータが必要ということがわかったところで、次の質問を設定しましょう。 

市場規模を大きくできないか?

この答えがNoなら、2番目の質問を設定です。つまり 

当社の市場のシェア率を上げる方法はないか?

この答えもNoの場合。 

市場規模は大きくできないし、シェア率を上げることもできない。 

つまり、売上を伸ばすことはできないので、 

この製品に答えを求めるような戦略は取るべきではない。

ということが分かります。 

戦略思考のまとめ 

上記の3ステップのように、本質を見抜くためには解決策につながる質問を設定し、必要なデータを集めながら考えることが重要です。 

普段からこのように考えることを意識してクセにすることで、「なんとなく」が少なくなり、決断がしやすくなります。 

また、思考に無駄が減り、話に説得力が生まれます。 
 

仮説思考 

仮説思考を身につけるとこんなことができます! 

  1. 解決策がすぐ浮かぶ 
  2. 的確な意思決定ができる 
  3. 仕事のスピードが上がる 
     

仮説思考とは? 

問題に出くわした時、スタート時点の少ない情報から問題の全体像や結論を考える思考方法、思考習慣のことを言います。 

具体的には、「まだわからないけど、一番近そうな答え」を先に考えてから動くということです。 

本書では仮説思考を

必ず身につけておきたい思考法

として紹介しており、実際に私もこの思考方法を実践して、特に、仕事のスピードの向上を実感しています。 

本当におすすめの思考法です。 
 

仮説思考ができない人の例 

これまでの私は、何か問題が起きた時、できるだけ多くの情報を集めてから、一つずつ検証して問題の原因を突き止めようとしていました。 

ある時は同業のホームページを片っぱしから訪問したり、ある時はアンケート調査を行うなど。 

これでは、手間も時間もかかりすぎてしまいます。 

その結果、いつも仕事はギリギリ。ギリギリで出すから、もし何か不備を見つけたら、その時点で期限に遅れることが確定・・・。

そんなことがしょっちゅうでした。 

こんな問題を解決するのが仮説思考です。 
 

先に仮説(一番近そうな答え)を立てることで、情報収集は、仮説に必要なものだけに絞ることができます。 

そうすると、仕事のスピードが上がり、一番大切な意思決定にリソースを割くことができるようになります。 
 

仮説思考の実践 

仮説は検証することで、よりよい仮説に進化していきます。 

次の3ステップのプロセスを繰り返すことで、仮説思考を身につけることができます。 
 

ステップ1:問題発見の仮説を立てる 

例えば、社内アンケートの結果、社員のモチベーションが低いことが判明しました。 

問題の仮説を立ててみると、次の3つが浮かんできました。 

  1. 給料に不満があるのではないか? 
  2. 勤務時間が長すぎるのではないか? 
  3. 自己成長感が低いのではないか? 
     

ステップ2:問題を検証する 

次に、3つの問題の仮説を検証してみましょう。 

  1. 給料に不満があるのではないか? 
    他社と比較しても、大きな差はない。むしろ高いくらい。 
  2. 勤務時間が長すぎるのではないか? 
    社内全体の月の残業時間数は0~20時間が平均。そんなに長くない。 
  3. 自己成長感が低いのではないか? 
    人事評価は年に1回だけ。評価する上司と社員の面談は、ほとんど形ばかりのモノになっていることが判明。 

  
どうやら、自己成長感が低いこと、つまり、人事評価の方法に問題がありそうなことが分かりました。

  

ステップ3:問題解決の仮説を立てる 

問題の仮説の検証で人事評価の方法に問題があることが分かったところで、最後に問題解決のための仮説を立てましょう。 

次の2つが解決策として出てきたとします。 

  1. キャリアアップのための道筋を明確にする。 
  2. 人事評価システムを再構築する。 

出てきた解決策の仮説は実際にやってみて、効果を検証しましょう。 

仮説思考とはこのように、仮説と検証を繰り返し行い、問題を解決していくという思考になります。 
 

仮説思考のまとめ 

「どうしよう?」といつまで悩んでいては、仕事は一歩も前に進みません。

少ない情報から一番正解に近そうな仮説を立てて検証し、仮説を洗練させていくことが仮説思考です。

①問題の仮説、②仮説の検証、③解決策の仮説 

の順番で思考、つまり結論から考えて検証を繰り返すことで、仕事の無駄がなくなり、スピードが向上します。 

著者の言うとおり、仮説思考はビジネスマンが必ず身につけるべき思考法というのも、うなずけますね。
 

さいごに 

最後までご覧いただきありがとうございました。 

本記事で参考にした書籍は下記のとおりになります。 

思考法は自分の考え方なので、意識するだけでも伸ばすことができます。 

また、思考法はビジネスだけではなく、日常生活でも活用できます。 

土日は道が混むだろうから、高速道路ではなく一般道路を使おう。

これだけでも仮説思考です。 
  

日常の様々なシーンを戦略思考、仮説思考で考えることで、よりあなたの思考力は磨かれます。 
 

●本書の紹介

●戦略思考にオススメの書籍

●仮説思考にオススメの書籍