【真実】先延ばし=完璧主義に根拠はありません【本当の原因を解説】

先延ばし対策
悩んでいる人
先延ばしと完璧主義って関係あるの?自分は完璧主義だから先延ばしをしてしまうの?

今回はそんな悩みに答えます。 

✓本記事の内容 

・先延ばし=完璧主義ではない理由
・先延ばし=完璧主義だと言われている理由
・先延ばしの本当の理由

あなたは、今何を先延ばしにしていますか? 

  • 仕事で担当しているプロジェクトが捗っていない。 
  • 気の進まない仕事を先延ばしにしている。 
  • キッチンに使ったままの食器があふれている。 
  • 夫・妻・友達・彼氏彼女の誕生日が近づいているのにまだプレゼントが用意できていない 。
  • 会員になったスポーツジムに今週まだ行っていない。 
      

これらにピタリと当てはまらなくても、似たり寄ったりの状況を抱えていませんか? 

「先延ばし」って誰でも一度くらいは経験があるかと思います。 

この先延ばしですが、「完璧主義」が原因とよく聞きますよね。 具体的には以下のような状態です。

自分の理想が高すぎで、その理想に届かないのがイヤで手を付けられない。

実際、【先延ばし 完璧主義】で検索をすると【あなたの先延ばし癖は完璧主義が原因】という趣旨のサイトをよく見かけます。 

ですがこれ、実は誤りで、完璧主義だから先延ばしをするわけではなかったんです。 

本記事では、40年以上にわたり先延ばしの研究をしてきたピアーズ・スティール氏の著書【ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか】から、 

【先延ばし=完璧主義ではない理由や、完璧主義ではない本当の先延ばしの原因】 

を分かりやすく解説します。 

自身の完璧主義な性格や、先延ばし癖に悩んでいる人はぜひ最後までご覧ください。

先延ばし撃退のおススメ本10冊【読書すら後回しにしてしまう方は必見】

先延ばし=完璧主義ではない理由 

よく【先延ばし=完璧主義】と言いますが、実はこの説には裏づけとなるデータはありません。 

この先延ばしと完璧主義の関連性については、実際、先延ばし研究の中で最も詳しく研究がされている分野ではあり、これまで何万人もの人を対象に調査が行われてきました。 

しかし、そうした調査結果を見る限り、 

先延ばしと完璧主義の間にはほとんど相関関係がない

ことが判明しています。 
 

心理学の視点で先延ばしと完璧主義を見ても・・・

完璧主義に関する心理学者のロバート・スレーニ―氏によると、 

「むしろ、完璧主義者はそうでない人に比べて、先延ばし癖を持つ人が少なかった。」 

とのことです。 

実際、私も先延ばし癖を自覚していますが、完璧主義ではありません。 

仕事では【最速】をモットーに、間違っていてもいいので、とにかく早く仕上げることを意識しています。 
  

過去に行われた先延ばしに関する調査

過去40年にわたる調査等によると、

  • 実に95パーセント以上の人が、作業や仕事で先延ばしをした経験があると自覚している。 
  • 4人に1人が先延ばしが自分の特徴の1つになっていると思っている。 
      

という結果になりました。 

これらから分かるように、先延ばしは人類共通の悪習慣とも呼べるものであり、別に完璧主義に限ったものではないのです。 
  

先延ばし=完璧主義だと言われている理由 

では、なぜ先延ばし=完璧主義という説が一般的な説として広まっているのか? 

理由は簡単で主に次の2つです。 

  1. 完璧主義だから先延ばしをしてしまうと言えば、むしろプラスになることがあるから 
  2. 完璧主義で先延ばし人間のほうが表舞台によく出てくるから 
     

具体的に解説していきます。
  

完璧主義と言うと、むしろプラスになることがあるから 

完璧主義は自分に対する基準が高すぎて、その理想に届かないのがイヤで課題に手を付けれずに先延ばしをすると言います。 

そう言う自称完璧主義な人が、 

完璧主義マン
俺って完璧主義だからこだわっちゃうんだよね~。それが欠点なんだけどさ~・・・。

と言うと、周囲は 

周囲A
いや完璧主義は欠点ではないですよ~。自分の理想をもって、その達成のために努力し続けるんですから!!

とフォローせざるを得ないので、プラスに働くことが多々あります。 

本当に几帳面で、計画的・効率的に行動できる完璧主義者だったら、そもそも物事をグズグズと遅らせたりはしません。

先延ばししたら完璧ではなくなり、そんな自分を許せないからです。 

高い理想を持っているからこそ行動できないは、自分を納得させる免罪符になっている可能性があるということですね。
   

完璧主義の方が、表舞台によく出てくるから 

完璧主義の人は、完璧を求めるがゆえに自身の先延ばし癖を許せないため、自らカウンセリングやセラピーを受ける傾向にあります。

結果、

実際に診察・診療して得た心理学の調査記録に完璧主義者がたくさん登場したので、先延ばし=完璧主義と思われるようになりました。

完璧主義の人は「自分の理想と現実のギャップ」が許せないのでセラピー等に行きますが、そうでない先延ばし人間は、それすら面倒で後回しにするので行きません。

それだけのことだったんです。 
  

先延ばしの本当の理由【完璧主義⇒衝動性が高い人】

これまでの章で先延ばし=完璧主義ではないことを解説しました。 

「じゃあ先延ばしの本当の理由って何なの?」と思いますよね。 

何百件もの研究を通じて、いくつかの先延ばし人間の共通点の中でも、特に際立っている特徴があります。 

それは【衝動に負けやすい】ということです。

簡単に言うと【先延ばしする人は将来のために、今、我慢することが苦手】です。 

前もって計画して仕事に取り組むのが苦手で、ようやく仕事をし始めてもすぐに気が散ってしまう。そうすると、先延ばしの沼に一直線ですね。 

下記の記事では、そんな衝動に負けやすい人、また、先延ばしする人の心理を3つのタイプ別に分けて、それぞれ詳しく解説していますので、自分の先延ばしタイプを知りたい方は併せてご覧ください。 

【タイプ別診断】先延ばしする人の心理を3つに分類して解説

まとめ【先延ばし=完璧主義ではありません】 

  • 【先延ばし=完璧主義】の説には裏づけとなるデータがありません。 
  • 数万人を対象にした調査結果を見る限り、先延ばしと完璧主義の間にはほとんど相関関係がありません。 
  • 先延ばし=完璧主義と言われているのは主に2つの理由から。 
    • 完璧主義だから先延ばしをしてしまうと言えば、むしろプラスになることがあるから 
    • 完璧主義で先延ばし人間のほうが表舞台によく出てくるから 
  • 先延ばしする人の特に際立つ共通点は【衝動に負けやすい】ということ。 

  
最後までご覧いただきありがとうございました。 

本文中で紹介した調査結果で「95パーセント以上の人が先延ばし経験あり」という事実がありましたね。

つまり、先延ばしは全人類共通の悪習慣と呼べるくらい一般的なもので、【完璧主義だから。】と言った特殊事情は関係はほとんどありません。

私も、いつも自分に都合のいい言い訳をして、先延ばしを続けてきたので、正直この事実にはグサッときました。

でも、先延ばしが特別な性格ではないなら、治し方だって特別な方法ではありません。

以下の記事では、実際の先延ばし癖の治し方について解説していますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。 

先延ばしをやめたい人にオススメの5テクニック【今日からできます】

また、今回紹介したピアーズ・スティール氏の著書など、先延ばしを撃退するためのおススメ本を下記の記事でまとめていますので、ぜひこちらも、併せてご覧ください。

先延ばし撃退のおススメ本10冊【読書すら後回しにしてしまう方は必見】